ignorant of the world -散在思考-

元外資系戦略コンサルタント / worked for a Global Management Consulting Firm in Tokyo

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

来週の出張とトップの仕事の狭間で

ぼくは同世代・同規模の経営者と比べて、出張や会食を(意図的に)少なくしている方だと思う。 毎日、出張や会食で予定埋めている人を見ると、「暇なんかな?」「趣味かな?」「順調なのかな?」と。そんな時間あるなら、会社のことに集中するか、趣味や家族…

久々の「大吉」

なんの話かって? まんま神社のおみくじの話です。 先日、思うところあって、おみくじを引きました。 大吉、でした。 秋ごろから年末、初詣で、何度かおみくじを引いていたのですが、毎回、吉、小吉、が続いていたんですよね。 毎回「もうすぐ運気が上昇する…

理論武装は弱さの証拠

小難しい記事が続いたので、軽いやつ。 コンサルの癖で、なにかを主張するときに、ついファクトやロジックを組みがちになります。明確な根拠無しに、スタンスをはることに、恐れすら覚えます。 ただ、完璧なんてありませんから、文字や資料に落とすときには…

人の本音と組織課題

昨日のつづきだ。 ランチや飲み会、休日も一緒に遊ぶほど、社員同士の仲が良い。 部長マネージャーも、すごくフラットで、メンバーから見ても、ヒエラルキーをかざすような偉ぶっている人は皆無だ。 経営陣に対しても、特に明確な敵意や悪意、疑問を持つよう…

トヨタ社長のほとばしる熱い想いに感化された話

woven city。 TOYOTAが打ち出したコネクティッドシティ構想。 東富士工場跡地に、実証実験の街をつくるという。 その街のコンセプトが「woven city」。編み込む街。 3本の道を網目のように編み込む街をつくるという。 「機織り」から始まったTOYOTAらしい名…

社員の満足度サーベイ

業績と各種KPIが伸び悩んだ踊り場を終えて、劇的に成長トレンドを描き始めている。痛みを伴う改革は、一旦、うまく着地したようにみえる。 そこで、定期的に調査している、全社員の満足度サーベイをぶん回した。いま手元に速報データがあがってきたので目を…

経営合宿でのチームビルディング

先日、1年半ぶりの経営合宿を行ってきました。どんなことを議論してきたのかを、メモを兼ねて書き残しておきます。 2019年は、すったもんだ色々なことがありました。事業は成長しつつも、内部変革を進めた大変な時期でした。 一言で言えば、苦難の再生期、と…

人に厳しいことを言う辛さを飲み込んで

人に厳しいことを言う。 嫌なことを言う。 指摘をする。 非情な判断をくだす。 みんなが大変なことをわかりながら実行させる。 経営者は嫌な仕事が多い。 好きでやっているわけではない。やらなくていいなら、それに越したことはない。自分がもっと上手くで…

人生分岐シナリオの擬似体験

不定期に、同じ夢、似た夢、を繰り返し見ることってありませんか?ストーリーは違っても、いつも同じ街並みや光景が出てきたり。ここで言う「夢」は、寝ているときのやつ。 ぼくは、3つくらいある。そのうち1つについて、書いてみたいと思う。 それは、いま…

母の病室とKindle本

最初に言っておくと、オチはないです。 先日、母の軽い手術の立ち合いで、千葉のとある片田舎の総合病院で半日を過ごす機会があった。 そのために休暇をとったので、平日片道1時間の電車に揺られる時間と、手術中の待ち時間を持て余すことになった。 母の手…

武井壮に学ぶ「数の論理」と「時間の価値」

偶然、テレビで武井壮の話を見ました。「林先生の初耳学」で、ニート向けに授業をするという内容でした。 俳優をやっていた兄の死から遺志を受け継いで、30歳を過ぎてから芸能界を目指した話です。芸能界に入るからにはTVに出続けられることをゴールに、1週…

やり続けることの大切さ

前日の記事で、市場や競合の理解って、なかなか難しいよね、という話を書きました。予測や解釈が間違うだけならまだしも、自分の経営判断をそれで間違えてしまっては、元も子もない。ヨメないところは、正直、様子見するほかなく、あまり参考にしないのが良…

市場や競合を正しく分析するのって意外と難しい

仕事柄、各事業が対面している業界や環境変化について、日々、キャッチアップしているのだけど、その解釈が思いのほか難しいんですよねー、という話をしたいと思います。 年末年始に、みなさん振り返りや構想を練ると思うけど、私も改めていろいろ考えてみま…

人口減少問題を自分事化する

2045年には、東京以外の都道府県すべてで、人口が減少する。 辛うじて人口キープできる東京都ですらも、高齢者で溢れかえるという。 人口減少問題と高齢化社会の掛け算によって、日本社会は、一気に未体験ゾーンに突入する。何年も前から叫ばれ続けていて、…

驚きを含む正解が、感情を動かす

クリエイティブディレクター原野さんの記事を読んだ。共感しかない。 ハッとするようなインサイトを練り上げたいものです。 「やっぱり広告はインサイトに基づいてないと。つまり『意味に対する企て』が必要なんです。 (中略) 広告には『驚きを含む正解』…

習慣化のコツ

禁煙と筋トレという個人的な経験を通じて提唱しているのは、 習慣化は、「意思の力(コスト)を介在させない」これに尽きる。 1.やる理由を作らない 2.期限を決めない 3.報酬(リワード)は機能しない 4.決める→守る、という単純明快なロジックに落…

夢を語ること

夢を語る。言うは易し。単に盲目に信じることも必要だが、人間だれしもツライときに盲信が崩れる瞬間がある。経営者たるもの、毎日のように楽観と不安・悲観を行き来しているものだから、信念を維持するのは簡単ではない。1人の人間のなかでも様々な葛藤があ…

経営者としての強み

みんなが他人と比較しながら、自分の「強み」を考えるように、経営者もまた日々、自分の強みを考えている。強みだけでなく、弱みの方が多く、考えるというより、感じさせられる、と言った方が正しいだろう。 毎日のように、課題は噴出し、非難批判を受け、否…