ignorant of the world -散在思考-

元外資系戦略コンサルタント / worked for a Global Management Consulting Firm in Tokyo

2012年に書いた記事22本

yo4ma32012-12-31
新年の抱負で
「ブログ: ミニマム月1本を継続。もっと軽く、ジャンルも幅広く、記事にして残します」
と書いていた。
22本は、正直、本数は少ないですが、目標は達成しました。
マイペースに記事を書き溜め、本ブログに公開したものは50%くらいです。
今年もいろいろあったので、記事にしきれていない、言いたいこと・書きたいことが山ほどありましたが、
ちゃんと向き合い、言語化するのは、このペースが精いっぱい。
まぁ気ままに書いてるだけなので、良くできた方じゃないかと思います。
個人的には


「月1本書く」


という低めの目標設定が、気楽でちょうど良く合っていたように思います。
では、2012年の締めくくりに、当ブログで今年たくさんの方に読まれた記事をご紹介します。23本目。
(こういう記事は初めてです。)

2012年 22本 - 人気記事ランキング -

本ブログは、月間2-3万PVです。2012年間で25万PVほど。たいした数字じゃないのですが。。。
(気づいたら左下のカウンターは、100万を超えています。初期の爆アクセスを加えると、累計150万くらいと思われ。)
アクセス数もそこそこあった、トップ10の記事だけを紹介します。


1位 友達には秘密にしておきたい自炊代行業者 - ignorant of the world -散在思考-

2位 あなたはプロになる覚悟があるか? - ignorant of the world -散在思考-

3位 コンサルファームを辞めて、事業会社に転職しました - ignorant of the world -散在思考-

4位 「道」を創る。自分の。 - ignorant of the world -散在思考-

5位 何やったかというよりも、血肉と化すプロセスの方が大事。 - ignorant of the world -散在思考-

6位 社長との勝負 - ignorant of the world -散在思考-

7位 孤独に戦う - ignorant of the world -散在思考-

8位 戦略の変数/企業の成長ドライバー - ignorant of the world -散在思考-

9位 バリューと仮説思考について(前編) - ignorant of the world -散在思考-

10位 バリューと仮説思考について(後編) - ignorant of the world -散在思考-


面白いのは、この転職報告の記事をきっかけに、しばらく休載していましたが、
再び近況報告で書き始めた、8月以降の記事の方がそれ以前よりもアクセス数が良いことです。
コンサルティングファーム時代よりも、事業会社、しかも、インターネットメディア企業ということで、読んでいただける方の層が広がったのでしょうか。


確かに、現職社内で、どこからともなく「散在思考の方ですか?」と聞かれて身バレすることが多かった。
実は社内で読まれているのかもしれない・・・(恥ずかしい><)

2012年4月以前:コンサルタントとして。

実は、昨年末ごろより、転職を視野に入れて将来を考え始めていたので、
ファームでお世話になった丸4年間分の総決算と言うべき、まとめの記事を意識して書いていました。
Twitterにも書いたとおり。

戦略論については、これまで読んできた本を再読して、自分の中で再構成しておきたい。目標は年内。

yo4ma3 on Twitter: "戦略論については、これまで読んできた本を再読して、自分の中で再構成しておきたい。目標は年内。"

そして、戦略論とは少し違いますが、僕が丸4年間悩み続けた「バリュー」と「仮説思考」について、
ようやく言語化した記事が、↓これです。
9位 バリューと仮説思考について(前編)
10位 バリューと仮説思考について(後編)
仮説思考とロジカルシンキングは密接に結びついていること、仮説にはいろんな種類があること、想像力・妄想力がカギとなること、などを書きました。
アクセス数は、思ったほど伸びませんでしたが、個人的には、2012年 "ベスト of 散在思考"です。
巷の本には書いていないコンサルタントの肝の部分を書いたつもりですので、
もっと多くの人に読んでもらえたら嬉しいです。

他にも、主に、新卒1-2年目のジュニアや、ファーム中途入社の方向けに書いた記事です。
事業会社の新人の方にも参考になる部分が多いと思いますので、読まれていない記事があれば、ぜひ。
現職でも、部下にこの記事を読ませたり/同じ内容を話しています。


依然、ファーム時代に学んだことは、言語化しきれていないものばかりで、
上の記事を読み返すたびに、いろいろ思うところがあります。
ま、そういう思考のアンカーとしても、4年分を総決算するような記事を何本か書くことができ、満足しています。



2012年4月以降:事業戦略の立案〜実行者として。

そして、転職記事は、思っていた以上に、各方面から大反響をいただきました。
3位 コンサルファームを辞めて、事業会社に転職しました
そんなに驚きかね?とまるで他人事のように思えてくるほど。
特に、同世代のネット業界人や、慕ってくれたファーム後輩は、驚かせてしまったようです。
「一番コンサルタントが向いてると思ってたのに、意外・・・」
ザ・コンサルタント、って感じで、絶対、ファームに居続けると思った」
という反応。
記事には書きませんでしたが、辞めることを先に決めて、縁があってか、
「あの頃のネットエイジに似た、エンジニア文化の会社」
に出会ったこと、が決め手になりました。


◆◆◆


僕にとっても、4月を境目に、記事の文体や内容にも変化が起きました。
これまでコンサルタントとして、ある種、険しい「道」を究める、求道者のような心境で己を鍛え上げる世界にいました。
そこから、ふっと下界に降りて、自由気ままに天下一武道会に参加できるようになった、そんな変化です。
自由になった!とは言い切れませんが、書けることの制約は変わらずあるものの、別のフレームになった気がします。




いまの会社では、本当に伸び伸び、自由にやらせてもらっています。
入社7ヶ月そこそこで、全社でMVPまで頂き、想像していた以上にエキサイティングな日々を送っています。
その中で、事業会社の空気とファームの空気で決定的な違いを感じています。
それを記事にしたのが↓こちらでした。
2位 あなたはプロになる覚悟があるか?
ちょうど、事業会社でマネージャーとして、人の採用や育成、組織についても考えを深める中で言語化したものです。
マネジメントイシューを当てにいく力は、普通に仕事をしているだけでは身につくものではありません。
ファームにいるからと言って、できる人も少ないのが現実です。
それでも、できる人を目の前で見ていて、その成果も分かち合った経験がある僕だからこそ、いまの会社で一緒に働く仲間に伝えられるものがあるのではないか、と思っています。
記事に書いたような"プロになる覚悟"を体現する、素晴らしいビジネスパーソンになれるよう、自分の思考・意識を高め続け、素振りを続けます。



さいごに

本年は、大変お世話になりました。ありがとうございました。
22本の記事を読み返しながら、1年を振り返ってみると、本当にいろいろありました。
楽しんで、苦しんで、走り回っているうちに、あっという間に終わってしまったように思います。


本ブログは、学生時代からスタートして、いつの間にか、6年目に入っています。
ブログを書いていて良かったなと思うのは、不完全であれ、こうして文章として自分の思考が残ることにあります。
自分の成長とともに、このブログも進化し続けますので、引き続き、よろしくお願いいたします。








世界の経営学者はいま何を考えているのか――知られざるビジネスの知のフロンティア

世界の経営学者はいま何を考えているのか――知られざるビジネスの知のフロンティア

ひとを動かす技術

ひとを動かす技術

  • 作者: ボブ・バーグ,ジョン・デイビッド・マン,川村透
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2012/12/22
  • メディア: 単行本
  • クリック: 1回
  • この商品を含むブログを見る
P&G 一流の経営者を生み続ける理由

P&G 一流の経営者を生み続ける理由

  • 作者: リック・トックウィグニー,アンディ・ブッチャー,和田浩子,門田美鈴
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2012/12/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 1人 クリック: 5回
  • この商品を含むブログ (5件) を見る