ignorant of the world -散在思考-

元外資系戦略コンサルタント / worked for a Global Management Consulting Firm in Tokyo

2013年に書いた記事15本

2013年に書いた記事15本

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photo by melfoody

2013年も残り数時間となりました。このところ、大掃除をしながら、過去5年分くらいの日経ビジネスを処分したり、次の日の朝を気にせず、深夜まで読書に耽り、積読を消化する生活をしています。
#2008年の日経ビジネスに意外と良い記事があったり。途中ちょうど気になっていたテーマの記事を見つけたり。
#と、案の定、掃除に丸一日かかりました。。。
#あぁ早く引退して、綺麗な南の島で、ひたすら、読書と、自分の研究と、本の執筆に明け暮れる日々を送りたい。


さて、今年最後のエントリーは、1年間の間に書いた記事の振り返りで締めたいと思います。
今年1年も例年通り、無理をせず、「月1本」、の目標で、ちょうど良い感じ。
ダイエットや運動も同じですが、いきなり無理な目標を立てるよりも、多少、ダラけても達成できるくらい緩い目標の方がモチベーションが続きます。
僕の場合は、普段から、モノ書きは、evernoteに溜めていますが、特にブログ用ではないんですよね。ブログのことを月1-2回思い出すので、その都度、記事にしている感じが自然体。


このペースで、たまたま偶然15本(年始の3本除いて、12本!)書くことが出来ました。いや、「だいたい月1本くらいのペースだから、無理に書かなくていいや」と思って、何度もエントリーを辞めたこともあったけど、まぁ結果として、12本まともな記事があったので、良いのではないか。
このブログの場合、1本1本が超長文なので、本当は、分ければ1日1エントリーにできるのだけれど、それじゃ性に合わないもので、、、誰になんと言われようとも、このスタイルを続けます。


さぁ!早速、ランキングに行ってみよう。

意外な結果に。

途中で、はてなダイアリーからはてなブログに移行したので、集計が面倒・・・という話は置いておく。
自分としては、どの記事にアクセスが集まってるか、全体しか見ていないので、意外と知らないものでね。
2013年だけ抽出してみた結果に、驚いた、ってのが正直な感想です。


twitterやFacebookのソーシャルメディア上では、8位「考える次元の数」が人気だったので、てっきり1位だと思っていました。
逆に、1位の「変化に対応できる人と、変化に対応できる組織」は、イマイチな内容だったので、期待薄でした。


実は個人的に一番、みなさんに読んでほしい記事は、ランク外の「期待値を超えるということ。」です。
事あるごとに、部下や後輩にこの話をしています。
理解してもらうのは、難しい概念ですが、、、
- 期待値を超えないと評価されない
- Meets ALLは、真ん中の3で、鴨なく不可もなくなんだ
っていうスタンダードを、プロフェッショナルとして。当たり前の常識として。
体の芯に叩き込んでいないと、仕事の質が全然上がりません。そういう話。

丁寧なオーディエンスアナリシスと、イシュー分解、ストラクチャリング、そして、期待値コントロール。
(中略)
2つ上の人に、、、
 「おっ」と思わせられるかどうか。
 「期待値」を超えらえれるかどうか。
 「この人と一緒に仕事したいな」と思ってもらえるかどうか。

"期待値を超えるということ。"

2013年3月~8月の空白の5ヶ月

ブログを一切書かなかったこの5ヶ月間に何があったのか。
1位~7位の記事を読んでもらえれば、なんとなく雰囲気はわかってもらえるかもしれません。


以前の記事に書いた通り、会社の本当にど真ん中のイシューを扱い続けていました。
年始の抱負をすっかり忘れ去るほどに、自分の中では、苦闘の連続で、新しい境地に導いてくれる経験を数多く積むことができました。
とはいえ、ファーム時代のPJTのようなキツさもなく、むしろ、時間的な余裕はあった。その証拠に、ジム通いでランキング10km走れるようになったり、脂肪肝を完全に治したりと、健康に気遣う余裕があったばかりか、結構な時間を、仕事以外に費やしていたように思います。


こんなに仕事に熱中していない1年は初めてかもしれない。


いや、その瞬間瞬間は、もの凄く集中して、忙しくしているのだけれど、過ぎ去った後に、「あれっ?軽かったな?」って思えるのは、感覚がマヒしているだけじゃなくて、苦労するポイントが次のフェーズに移った証拠なのだろうと思っています。
これまでは、がむしゃらに、ただ、戦闘力を上げてスーパーサイヤ人を目指していれば良かったのだけれど、
当然、そこは鍛えるとしても、
部下が一気に、10人15人に増え、
人や組織に関わる緩いイシューを解きに行くことがメインになり、
仕事で関わる人も、一気に、広がり、上位レイヤーのほぼ全員になった。
いままで経験したことないようなストレッチのされ方なので、負担が軽くなったような錯覚を覚えているだけかもしれない。


読書の幅が広がり、EQやリーダーシップに関わる課題も、以前に増して細かい粒度でよく見えるようになった。
実際何が起きているのかよく自己認識できていないのがもどかしいのですが、少なからず何か起きてるなーと思いつつ、もう少し愚直に、2,3ポイントを絞って、内省を深めたいと思います。

さいごに

本年も、誠にお世話になりました。ありがとうございました。
たった15本の記事ですが、楽しめて貰えたら何よりです。
自分でも読み返しながら新たに発見することも多く、毎度、完全に自分しかわからない書き方をしていることを重々承知しつつ、読み返した時の思考の再現性を最優先に、文の運びやワーディングを選んでいます。
リアルでも読者に合う機会も増えてきて、なかなか恥ずかしいところはありますが、来年もマイペースに続けていきたいと思います。


ではでは、よいお年を!