ignorant of the world -散在思考-

元外資系戦略コンサルタント / worked for a Global Management Consulting Firm in Tokyo

雌伏(しふく)の時を経て:(3)健康編

A Matter Of Flavor

雌伏(しふく)の時を経て:(3)健康編

仕事編、家族編、の超大作に続き、健康編。ここからはライトにしてゆきたい。


健康は、究極の自己責任だ。


この認識があるかどうかがすべてでしょう。
かくいう私もほんの数年前まで、頭では理解していたが、心に届いていなかった。
実態は、人間ドックを自腹で受け始めたころも、結果を1年おきに見て、お蔵入りさせていた。
大病を患って初めて健康の有難さを知る、というが、大病を患ってしまってはもう遅い。

結論

まとめから書いてしまおう。

1. 食事は、自分のPFCバランスを把握した上で、良質な油、良質なタンパク質を摂る。
  • PFCバランスは、カネキンの動画でも見ておけばOK。
  • 炭水化物は、自分のお気に入りの産地、水が合う、空気が合うと感じる土地の米を、ふるさと納税で大量に仕入れて食べておけばよい。食物繊維が豊富な玄米だと尚良い。美味しく炊くのが面倒だが。
  • 油は、価格や入手の容易さからいえば、オリーブオイル一択だろう。筋力トレーニングするなら、ココナッツオイル。
  • タンパク質は、豆腐、納豆、卵の白身、魚、を中心に、とり胸肉、豚ヒレ肉、イカ、エビ、あたりでバリエーションを付けてゆく。普通の豚バラや牛は、全然気にせず食べているが、少しだけ意識をしておく。
  • 普通に生活していると、タンパク質が不足するので、プロテインも補助で使いたい。最近は美味しいものがある。
  • 炭水化物抜きダイエットはリバウンドも大きいのでお勧めはしない。カーボカットは、一般人はボディビルやフィジークに出場する訳ではないので不要と思う。
  • 同じように、グルテンフリー、カゼインフリーなどは、諸説あるし宗教の域を出ないので、信じる人は試してみるとよい。
  • 毎週、スーパーに買い物に行けば、旬の野菜や果物、海の幸も自然と覚えてくる。自炊もどんどんやろう。
2. 適度な運動。筋肉量が足りなければ高負荷トレーニング、脂肪量が多すぎなら有酸素運動
  • マシンで非効率なトレーニングをするくらいなら、きちんとした指導の下、高負荷トレーニングをお勧めする。それも、ダンベルではなく、スミスマシンでもなく、フリーウェイトでのBIG3だ。パワーラックで、バーベル担いでスクワット、デッドリフト、ベンチプレスだ。背中が不足するので、ロウイングか、懸垂も追加しよう。非常に効率的に筋肉量を増やすことができる。
  • 基礎代謝を上げて、正しい姿勢、太りにくい身体を手に入れよう。
  • あるいは、水泳やランニングといった有酸素運動で、脂肪燃焼するのもおすすめだ。ウォーキングでも良い。
  • その際に、食事、は必ずバランスを整えたい。身体を作るうえで、運動10%、食事90%くらいの感覚で良い。正しく組み合わせれば、効果は倍増する。
  • 睡眠の質も上がるので、高い枕や布団に投資する必要もなくなる。
3. 睡眠は、6〜8時間。できれば24時前に就寝。
  • 適度な睡眠時間というのは、諸説論文あるが、だいたい7~8時間という論調が多いだろう。私は「出産時に寝ていたので死んでいると思った」という逸話があるほど寝るのが大好きなロングスリーパーだ。睡眠不足は本当にツライ。生産性が落ちるだけでなく、世界に対する感受性も落ちてくる。寿命を削る実感もある。
  • 遺伝的なショートスリーパーでない限り、早死にするので、睡眠負債を溜めない。ショートスリーパーの化け物たちに囲まれていた時代は、死ぬかと思った。
  • どうしても睡眠時間を削らないといけない場合は、4時間半~5時間を確保できれば、1-2週間は一定の生産性を発揮できるだろう。
  • どうしても更に睡眠時間を削って、起床しなければいけない場合は、床やスーツケースの上で寝る、枕を3個重ねて上半身を起こした状態で寝る、という最終手段もあるが、できれば残りの人生でそんな目に遭うことがないように願っている。
  • また、入眠時間で言えば、24時前に就寝できると世界が変わる。
  • 就寝26時あたりが常態化している人も多いことだろう。私も中学生くらいからほんの30歳手前までそんな生活を20年やってきたが、最近は、遅くとも25時にしている。
  • これは個人的な経験則的に、ゴールデンタイムは、23~25時入眠だと判明しているからだ。明らかに翌日のパフォーマンスが変わる。
4. 人間ドック、健康診断の結果を、Google spreadsheetに入れて傾向を把握、対策を考える。
  • 多くの一般男性の場合、人間ドックや健康診断で、治療の必要な成人病の発覚よりも、生活習慣病と呼ばれる一次予防の段階での異常が検知されることが多いだろう。
  • 年に1回の検査結果だけでは、正直、自分の身体コンディションを把握するのは難しい。今回はコレがあったからなぁとか、脳は言い訳もしがち。
  • Google Spreadsheetに入れて傾向を見ると、自分のライフスタイルの変化、仕事や食生活の変化と見事にシンクロする。一気に納得度も上がる。
  • 私も面倒だなぁと思って、主要項目だけ手帳に書き写すに留めてサボっていたが、休日に一念発起してやってみて良かった。
  • 明らかに自覚していなかった傾向値が見えたことに加え、通常、表記されていない「LH比」(善玉コレステロールと悪玉コレステロールの比率)なども計算式入れておけば見ることができる。
  • いろいろ分析してみると、正常範囲にありながらも、自分なりの改善ポイントが見えてくるのは面白い。
  • また、携帯アプリから見られるspreadsheetに入れたことで、いつでも参照でき、何かのはずみで確認したくなった際に非常に便利になった。意識が変わり、行動が変わる。
5. 心のメンテナンスとしての「キャンプ」
  • 大自然の森、川、空に囲まれたプライベートな空間で、自力で組み立てた簡易我が家で数日間生活することで、あらゆるものが浄化される。
  • キャンプにはまっているのは、それが理由だ。
  • 大好きな瞬間は、ハプニング。大雨や器具の故障、不測の事態を工夫で乗り越えるために作業をしているときが幸せだ。最初のテントの組み立て、リビングのセッティング、キッチンの準備など、一通りの作業に没頭している時間も大好きだ。それが終わって、ハンモックに揺られながら飲むビールが最高だ。日の出前の早朝4時に家を出て、中央道を走るときのワクワク感も、その時にしか味わえない楽しさがある。そして、我が家に帰宅して、ライトやエアコンをつけたときのホッと感じる安堵も、なかなかプライスレスな感覚だ。
  • キャンプを始めて以来、海外旅行や温泉、マッサージといったリラクゼーションに、一切、関心がなくなった。費用や時間でいえば、そんなに変わらないか、むしろキャンプのほうが高くついている気がする(いまのところ)
  • それでも続けられるのは、現代社会と大自然のギャップを行き来することで感じる絶妙な中毒症状なんだろう。
  • 心が浄化されると、身体も健康になる。QOLも上がり、いつもと変わらない家での日々の生活のなかに、面白みを感じられるようになる。

上記以外にも、呼吸法、瞑想、歩き方、気功、ストレッチ、など実践的な健康法はいろいろあるが、一旦、5個にまとめてみた。アルコールや煙草に関してもいろいろ言いたいことはあるが、今回は控えておこう。別の機会があれば書いてみたいと思う。



余談

残りはすべて余談エッセイです。興味ないひとは読み飛ばしてください。

健康への気づき

「プロフェッショナルとして、身体や心のメンテナンスに投資するべき」という意識高い系()の話ではない。「枕に何百万円もかけた」という某メモ魔の社長がいたりするけれど、そんな自慢ブランディングに騙されてはいけない。「サウナ大好き!」とキャッキャ騒いでいるIT社長陣の方がまだわかる。酒たばこ女ギャンブル以外で、健全な大人の青春ですよね。

何の話だっけ。

そうだ。健康の話だ。
「心」と「身体」の2つの健康が大事であることに気づく時が来た。
理屈は簡単で、「心や精神の老化」と「身体の老化」を明確に自覚したのである。

心と身体の密接な関係

身体の健康は、主に、労働、睡眠、食事、といった1日の時間の過ごし方がダイレクトに影響するので、イメージがしやすいだろう。
一方で、心や精神の健康は、自分にしかわからないか、或いは、自分すらも気づいていない、目に見えない世界で進行している話で、意識高く取り組むことが難しい。食事、睡眠、運動、など身体に直接的な影響を与える要素に加えて、病気になったときのメンタル、仕事で失敗したあとの回復、プライベートな人間関係でのイライラ、といった心や精神の不健全な状態が、身体の不調につながる。
例えば、過度なストレスによって味覚障害聴覚障害が起きる。「会社に行きたくない」という気持ちが、いつの間にか「布団から起きられない」「電車に乗ると動悸がする」など身体に現れる症状など分かり易いだろう。知らず知らずのうちに、心や精神が身体に影響を与える。

心が身体に影響するからには、身体的な健康、だけでなく、心や精神の健康を維持することが大事になる。

疲労」であれば回復できるが、「老化」に回復の概念はない。

あったらゴメン。

心と身体の「老化」は、海外旅行、豪華なディナー、買い物、といった瞬間的なストレス発散ではどうにもならないものだ。心が老化すると、新しい物事への関心尖度が丸くなり、新しい情報の処理がおざなりになる。ネガティブな事象に対して、動じない安定した心なんて簡単に手に入るはずもなく、経験や歳を重ねるにつれ、必要以上に世間や周囲との比較からくる焦燥や不安に駆られることも少なくない。
また、疲労ではなく老化だから、以前から習慣化していたような疲労回復手段の効き目がどんどん悪くなる。そして、より多くの効き目を追い求めて、過激な手段になってゆき、費用対効果が悪くなる。時間、お金、の無駄という訳だ。

「あれ?最近、この方法で気分転換できないな」「疲労回復しないな」って思ったときには、それは、慢性的な疲労ではなく、老化を疑った方がいいのである。

心と身体のメンテナンスは、トレードオフの関係になりがちだ。

例えば、ストレス発散で暴飲暴食をした場合には、心はスッキリしても、身体に負担がかかってしまう。或いは、身体に良い食物繊維や良質な油、タンパク質を優先し炭水化物を控えるといった食事法も、人によっては味気ない食事で心にストレスが溜まってしまう。
2つを併記しているのは、このためである。
心のメンテナンスのために、身体に負荷がかかる。身体のメンテナンスのために、心に負荷がかかる。世の健康法は、往々にしてどちらかに偏りがちだ。

トレードオフにならざるを得ないのは、事後対応だからだ。不健康な状態になってしまってから改善しようとしているから解決難易度が高い。

トレードオフから抜け出すためには、事前に「予防」すること、そして、予防するために「欲求」を厳格に管理することが重要になる。

欲求は、心と身体を裏側でコントロールしている存在のことを指す。本能に根差すピュアな欲求もあれば、低俗な欲求もある。自覚の有無にかかわらず、この欲求によって行動した結果として、心と身体の健康が損なわれてゆく。
逆に言えば、心と身体の健康が維持・良化してゆく方向に、欲求を管理することができれば、自ずと健康対策(予防)になるわけだ。
欲求のコントロール方法に関しては、巷の書籍に譲りたい。


医者ですら自分の健康を守ってくれない絶望

以上を踏まえて「予防(発症予防、一次予防)」という観点では、自己責任で何とかするしかない。
予防の段階で病院に行こうなんて、ふつうは思わないだろう。それが当たり前になる可能性はゼロではないけど、現実的に、そんな稀有な人は少ない。
裏を返せば、お医者さんの役割は、身体や心の病気に対しての対処を提供してくれるに過ぎない。そうではないお医者さんもたくさんいるが、われわれ患者側の現実解としては、それくらいの期待値でいなければいけない、ということだ。
仮に有益なアドバイスをくれたとしても、実行するのは自分以外にいない。そういう意味で、予防は、究極の自己責任なのである。


病気を治す、よりも、予防する方に意識を向け、日々の生活に予防策を取り入れること。


それに尽きる。





雌伏シリーズ;

仕事の変化(Business, Work, Vocation)

  1. たくさんのハードシングスがあった。
  2. 沈黙の裏で起こっていた、激動の5年間を振り返る。

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家族の変化(Family)

  1. 人生で果たすべきミッションが、アップデートされた。
  2. 新しい家族の話もある。

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健康の変化(Physical, Health)

  1. 食事、運動、睡眠、人間ドック、そして、心のメンテナンスについて

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スピリチュアルの変化(Spiritual)

  1. 昨年には、半年かけてエグゼクティブコーチングを受けて、自分の内面を掘り下げる作業もした。
  2. キャンプ・アウトドアにも目覚めて、自然に浸る喜びを感じるようにもなった。
  3. 前述のとおり、神仏の世界や、人生哲学についての勉強をしていた時期もあるし、一定の視点を育てられたように思う。

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知性の変化(Mental)

  1. 最近、家の積読を整理していて、何の気なく手に取り読む本すべてがドンピシャに当たっているので、少しだけ紹介しようと思う。

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お金の変化(Finance)

  1. お金と資産形成のお話です。勉強する前の若き日の自分に向けて、ポイントを羅列してみました。

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人間関係(Social)
(人間関係編に書きたいこと)

  1. んー、一番薄いかもしれない。この領域は自分として最も関心が薄いんですよね。