ignorant of the world -散在思考-

元外資系戦略コンサルタント / worked for a Global Management Consulting Firm in Tokyo

コンサルタントの頭の中

yo4ma32009-11-14
過去記事を読んでいて、自分の文章の読みにくさと視点の低さに鳥肌が立つ。わかってるなら改善しろよ、と思わなくはないけれど、自分自身、このブログの位置づけやテーマ性がはっきりしていないので、開き直るしかないのです。
というわけで、ネガティブ発言で始めてみたけれど、それだけブログについても悩んでいるのです。特に「更新頻度の低さ」「記事のテーマ選定」について、問題意識を持っています。
所詮、Twitterにpostすれば、満足できてしまう程度のものなので、余計に困ります。


ここはひとつ、Twitterと同じレベルで、外資・戦略系のコンサルタントが日々何を考えているか?」を公開処刑する場ということで、このブログの位置づけを設定してみる。そこに読者のニーズもあるはずだ、と勝手に思い込んで。

最近、追いかけていること

当たり前のことですが、世をにぎわせている


この4つは、常識的に追いかけています。
他にも、個人的に


あたりから波及するネット業界の動向は、トラッキングしています。
問題意識を持つようなテーマは、個々人によるところですが、やっぱり過去のPJ含めて、関わりのあったクライアントの業界については、気になるニュースがあれば深堀しています。
今後は、上記のテーマについて、何か感じたことがあれば、エントリーしていきたいと思います。

最近、やっていること

平日はPJワークで疲弊し、土日はデートをして、酒を飲んで、ネットサーフィンして・・・想像に難くない生活です。その中で、Twitterにもpostしたけれど、

Inputが足りないとスライドがかけない。言葉が緩いのは、経営者目線の言葉のInputが足りない証拠だ。昨晩、日本酒を飲みながらそのことに気づいて、ハーバード・ビジネス・レビューや名著の「写経」を始めた。何気なく速読していた文章も、写経しながら、構造を分解すると腹落ちが違う。

経営に関する名著の「写経」&「構造分解」にハマっています。速読をやめたわけではなく、むしろ大半が速読ですが、言語の構造や言葉の理解を深めるために、ビールを飲みながらやカフェでたまにやっています。ただし、このレベルの熟読・精読に耐えうる文章はなかなかないのが現状で、益々本屋めぐりに精が出てしまっています。


「言葉の緩さ」への問題意識や、「社長を一発で刺す、クリスタライズされたメッセージ」の凄さについては、何度がエントリーしてきましたが、やはりコンサルタントの基礎力である「言葉」の訓練に時間を投資することは、無駄ではありません。仕事をしていて実感できるほど、言葉の切れ味が違ってきています。

で、「就職活動論」は?

"2008-01-18 東大生による就職活動論"
このメガヒットエントリーが、本ブログの半分以上のアクセスを稼いでいます。2年前のエントリーですが、いまも尚、就職活動の時期に合わせて、大量のPVを稼いでいます。一方で、「続・就職活動論」が書きかけのまま放置されてしまっています。というのも、実際の就職活動はもう3年も前で、ブログに書いたのが2年前。当時、どんなことを考えていたのか、すっかり忘れてしまったのです。それくらいこの1年での自分の成長カーブが著しく、1年前の自分にすら戻れないスピード感です。


また、今年からファームの採用プロセスの設計にガッツリ関わってしまい、学生向けのアドバイスがしにくい、完全に「採用する側」になってしまったことも、思考を躊躇させる原因になっています。実際に、自分の意見で変革を起こしつつある状況なので不用意な発言もできません。


ただし、実際に1年半、コンサルタントとして会社で働いたいまだからこそ、「東大生による就職活動論」を総括する時期に来ているかと思います。
まったくジャスト・アイディアですが、自分の中でもケジメをつけたいと思っています。