ignorant of the world -散在思考-

元外資系戦略コンサルタント / worked for a Global Management Consulting Firm in Tokyo

入社1週目とコンサル・バイブル。

いよいよ待ちに待ったコンサル生活が始まったわけですが、正直、「始まった」というには程遠く、全然ストレッチされない、のんびりした研修期間です。徐々に社内のシステムや、企業風土、人間関係、コンサル生活の実態などなどわかってきたのは良いのですが、まだまだ物足りない・・・。
マゾっ気のある自分は、早くstruggleされたい気分で悶々としてます。


struggle。


いい響き。ワクワクする言葉。


「この時期、このペースであること」の良い面も、それなりにある。

  • 新しい生活リズムをじっくり作ることができること
  • 同期、社内の人との一体感を育むことができること
  • 会社を内側から見ての、目標設定、なりたい理想像の調整することができること


特に3つ目は良い。
「スポーツ選手のイメージトレーニング」に近いと思う。
個人的には、会社を外側と内側の両方から見聞きしてイメトレすることは、どちらも重要だと思う。特に、外側から見ていたときの気持ちや考えは、一生取り戻せない。「学生ならでは」「新人ならでは」の感覚を大事にしたい。

異質であることの価値。

新人である自分のバリューは、これしかない。

マネージャー以上のクラスの人間は、"圧倒的に宇宙人"。

でも絶対に、追い抜く気持ちは忘れない。


俺の妄想?
それで結構。
イメージできないものには、一生届かない。
逆に、ギリギリ想像できる範囲=見える世界、宇宙の果て、を常に意識するべき。
だから、実態なんて一部でいい。
そんな人生哲学、あってもいいでしょ?

コンサル・バイブル

巷ではコンサル本が流行り、どんな先輩に聞いても『企業参謀』やら『問題解決プロフェッショナル』やらが出てくる訳ですが、


波頭亮『プロフェッショナル原論』
プロフェッショナル原論
「プロフェッショナルとは何か?」について、この視座は持っているべき。
研修初日にもプリンシパル/パートナー/ヴァイスプレジデントの方を交えて「プロフェッショナルとは?」を、全員でディスカッションしたけど、この本に比べれば、甘い甘い。



トム・ピーターズのマニュフェスト(1)『デザイン魂。』

タレント魂
「エクセレント・カンパニー」の著者であるトム・ピーターズのマニュフェストシリーズは、読むたびに、新しい発見がある。
短く簡潔でいて、情熱的、めちゃんこアツい言葉に込められた人生観は、読んだ者を熱狂させてくれる。
このシリーズの中でも『デザイン魂。』が一番好き。


西部邁『知性の構造』
知性の構造
浪人時代に出会った瞬間、鳥肌が立った。人生で、一番感動した瞬間。
そのときは、半分も意味が理解できなかった。
そして、いま読み返して、完璧に理解した。1度目以上の鳥肌もん。
文章の表現や書いているテーマは、「文系そのもの」でありながら、中身はコンサル以上に緻密なロジック。本書の中に登場するたくさんの図は、経営コンサルの最終報告のプレゼン資料にも勝るほど、本質を突き、簡潔。ヤバイ。


読む時期やタイミングによって、その人それぞれ、感動する本、めちゃんこササる本が違うんだろうけど、
この3冊は、個人的に、いまの時期、そしてこれからも大切にしたい本。
何百回も読み返したい本。
最近、一日中、頭の中をグルグル回っている本。


示唆に富む、ブログ

毎日、少しずつ過去記事を熟読中。。。
"経営戦略コンサルの洞窟"
おそらく、マネージャークラスの人が書いているんだけど、示唆に富む文章が多い。
コピペして、毎日読んでいます。