雌伏(しふく)の時を経て:(2)家族編
雌伏(しふく)の時を経て:(2)家族編
前回の復帰記事で、予告を書いておいたおかげで、間髪入れずに2本目にゆける。
今回は、「人生のミッションがアップデートされたこと」と「新しい家族」について。
ぼくは物心ついたころから、人生において家族を幸せにすることが何としても成し遂げなければいけない使命だという考えがある。目の前の身近な人たちの幸せを通じて、社会や世界を良くしていく、というのが自分に合った考え方だ。逆に言えば、目の前の身近な人を幸せにできなくて、社会貢献や世界をより良くすることに本気になれそうにない。両立できるとベストだなぁとは思う。良し悪しはないので、ぼくはどちらかといえば、目に見えない世界よりも、目の前の半径3mくらいが大事というだけだ。
使命というのは、スピリチュアルな世界では、前世のカルマや現世のテーマ・運命、人生の意味や目的といった深い意味もあるが、よりライトに言うのであれば、「自分らしく生きる」うえで、充足感や満足感を得られる中長期的な目的意識、といったところだろうか。それは、「WHAT」ではなく「WHY」にあたるもので、自分にしかわからないものであるし、人生のフェーズによって常にアップデートされるものであってよいと思う。
当然、家族だけでなく、仕事を通じて成し遂げたいこと、実現したいビジョンもある。前回の記事に書いたとおり、世界を変える一員になり、社会を作っていきたいと思っている。
ただ、ぼくにとっての家族は、世界平和よりも何倍も大事なことで、そのあたりをヘビーにならない程度に書いてみようと思う。
- 雌伏(しふく)の時を経て:(2)家族編
- ある一人の男の物語
- 最大の財産
- 最大の呪縛
- 外伝
- 祖母の他界
- 新しい家族
- ミッションの更新
- 産業単位での変化の流れ。
- 日本から世界に。
- Live my own life.
- ある一人の男の物語
雌伏(しふく)の時を経て:(1)仕事編
雌伏(しふく)の時を経て:(1)仕事編
ブログの筆をとれなくなって、どれくらいの時間が経っただろうか。
自分としては、2014年、30歳になった年から、時が止まっている感覚がある。
ちょうどこの記事を無理やりアップデートしたのが最後という感覚だ。
yo4ma3.hatenablog.com
5年間。
とても長かった。
とても短かった。
我武者羅に走っていた20代が過ぎ、培った知的体力を駆使して、自分のなかでの経験・スキルが結実しはじめた頃だった気がする。
30代になり、仕事で求められる価値や、私生活のプライオリティが何か変化し始めた。
久々のエントリーでは、そのあたりの変化を記してみようと思う。
- 雌伏(しふく)の時を経て:(1)仕事編
- 仕事の変化(Business, Work, Vocation)
- 空白の5年間(前半)
- 失われた5年間(後半)
- 人生のミッション
- 仕事の変化(Business, Work, Vocation)
- 家族の変化(Family)
- 健康の変化(Physical, Health)
- スピリチュアルの変化(Spiritual)
- 知性の変化(Mental)
- お金の変化(Finance)
- 人間関係(Social)
- 仕事の変化(Business, Work, Vocation)
あなたがキャンプに参加できない10の理由
あなたがキャンプに参加できない10の理由
今年から思うところがあって、本格的なキャンプを開始しています。
道具をすべてそろえるところから始まり、色々な落とし穴にはまりながら月1~2回ペースでキャンプに行っています。
ハマッた理由は、簡単。
非日常を味わえるから。
特に、自分の非力さに直面できるのが、たまらない。
大雨や、トラブルに直面するのが一番楽しい瞬間。
報われない苦労があればあるほど、おもしろい。
膨大な労力の見返りは非日常。
五感で味わい、文明の力に頼る情けなさと同時にどんどん力強く生きられる自信を取り戻す体験。
世の中的には、BBQでワイワイするのがおもしろそうというイメージがあるだろうが、全然違う。わかってない。
facebookにも、最近キャンプネタをよく投稿するので、友人からみんなで行こうぜ!(俺も連れてゆけ)と、
さも「大人数なら楽しかろう」という前提で元気を押し売りされるのだが、大前提がいろいろ間違っているのでこの場を借りて指摘をしたい。
#faccebook/twitterで書いたら盛り上がったので、ブログのほうにも転記
#長いよ
大地震を前提とした生存戦略
大地震を前提とした生存戦略
http://kojishin.iinaa.net/shindo_max.html
"過去に発生した地震による震度の最大値をまとめた日本地図"
強烈なインフォグラフィックス。
もはや逃げ場などなかった。
東京都港区在住。
東京都港区勤務。
東京のど真ん中が被災する場合、それは大地震だけでなく、富士山の噴火、戦争や国際紛争に巻き込まれたときの首都破壊、北朝鮮や中国の動向などがあるわけですが、
地方の田舎住まいに比べていろんなemergency(非日常)と実は隣り合わせにいることに思いを巡らせる必要がある。
中でも、地震は別格だ。歴史が証明しているわけで。
リスク管理に関しては先人の知恵が宝だ。
地震を前提に生きる方法を考えるしかない。
という訳で、
個の生存戦略としては「サバイバル能力」が最強だろう、
という発想で、ハードな肉体改造(純粋な筋トレ)と、せっせとキャンプ用品をフル装備を整えるという割と安直かつ地道な解に落ち着いている。
あと、金融資産をひたすらグローバルでリスクヘッジしておくくらい。
自分の人生の高々20年間で大地震を3回も4回も経験するとは思わなかった訳で、自宅近辺の避難経路を覚えておいたり、防災訓練に参加したりと細かく言えば色々あるのでしょう。
都心で働き都心に住むという既にいろんな制約が前提になると、結構できることは少なかいので、こういう機会に将来の資産形成や人生イメージの前提をアップデートするのもありだなぁと毎度のように思います。
師匠を超えるということ。
師匠を超えるということ。
photo by Sigma.DP2.Kiss.X3
お前の才能がもったいない。
そんなつまんないことのためにお前の脳みそ使うのか?
今の僕に返す言葉はない。
めったに人を褒めない自分が師匠とまで認めた相手を目の前に、必死に思考を進めて言葉を紡ぎだす空しさを早々に悟って、
ただ六本木の人波に目線を落とし、もらった言葉を反芻しながら思考を漂わせている。
彼を慕う何百人何千人の"弟子"らからすると、ココまで師匠に言わせてしまったら負けだと思うだろう。
心には、別のひっかかりがあった。
師匠にも打ち明けていないことがある。
自分が譲れない想いや誓いについて、その存在は師匠に伝えているものの、ただいまは向き合い消化する時間と、未来に思考を積み上げる時間が欲しい。
何週間か前に彼にもそう伝えていたが、ただただ僕の不甲斐なさを目の当たりにして、彼は1on1で対峙する自分に刺激を与えざるを得ない衝動に駆られているようだった。
yo4ma3の魅力はどこいった?今日のお前の言動を聞いて、俺の中でのお前のプライオリティが一気に落ちた。会いたいリストから外れてるぞ。
わかり易い挑発だ。むかしの自分なら絶対に反発して食い下がっているところだ。
さすが師匠。yo4ma3という人間を10年前に丸裸にされて以来、よくわかっていらっしゃる。
矢継ぎ早に球を投げてくれる。ありがたい。
30にして一部上場企業の役員になり、仕事でお客様や取引先、社長や役員から厳しい言葉をもらうことはあれど、
人生や生き様について御叱りを受けることは、家族・親戚を含めても皆無である。
久々に脳みその動いていなかった部分がピクピク反応しはじめている。
屈辱とプライドと希望と現実とない交ぜになった世界で、必死に言葉を紡ぎだす感覚だ。
ただ、今日の自分に受けて投げ返すだけのモノがなかったので、反発と諦めの中間くらいの思考態度を取らざるを得なかったのが正直なところ。