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ignorant of the world -散在思考-

元外資系戦略コンサルタント / worked for a Global Management Consulting Firm in Tokyo

コネクティング・ドッツ的な仕事ライフ

コネクティング・ドッツ的な仕事ライフ

今日のエントリーは、年末に部署のメンバーに送ったメールを元に、僕が11月12月と考えてきたことを記事にしようと思います。
組織再編の話や、自分の立場が変わったことは、前の記事にちらっと書きましたが、いま僕は3チーム・15人を見ながら、会社のメイン事業の戦略を考えるチームを率いています。
大きな組織変更のゴタゴタもようやく落ち着き、新しいサービスやプロダクトの仕込みも順調に進んでいまして、ようやく、腰を据えて、もう少し先のことを考えられるフェーズに来ています。片手間、と言うと語弊がありますが、いろいろな新規事業を考えたり、人の育成に頭を使ったり、と本業以外にもあれこれ時間を使えるようになってきて、個人的にも、相変わらず仕事が面白い。


年末年始は、改めて、いろいろな本を20-30冊読み、ようやく昨年1年間の激動を消化できてきたかなぁ、という感触です。
実際に、禿散らかすほど悩み、経験した後には、本の吸収も格段に違います。年末のタイミングで、一息ついて、落ち着いて本を読み、思考を整理する時間が持てて、もの凄く助かりました。有意義な時間でした。
特に感動した本だけ紹介しておきます。


EQリーダーシップ 成功する人の「こころの知能指数」の活かし方

EQリーダーシップ 成功する人の「こころの知能指数」の活かし方

  • 作者: ダニエルゴールマン,リチャードボヤツィス,アニーマッキー,土屋京子
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
  • 発売日: 2002/06/25
  • メディア: 単行本
  • 購入: 5人 クリック: 45回
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爆速経営 新生ヤフーの500日

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ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則

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ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則


年末年始、いろんなベンチャー経営者方が、ビジョナリーカンパニー2に言及されていましたが、個人的には、いまのタイミングでは、1の方が刺さりました。
EQの本は、いろいろありますが、この2作目が、企業のリーダー向けに書かれているので、非常に分かり易くおススメです。この4冊の中では、ダントツ、読み返してページを折りまくった。
ヤフーの本は、言及するまでもなく、行間を想像しながら読むと大変面白い。裏側のアツイ葛藤や、後から見た時の一貫性に痺れます。
書評は、気が向いたら公開します。
どの本も、初めて読んだ2-3年前にはわかりませんでしたが、再読してみて、さらっと凄く良いことが書いてあることに、感動すら覚えました。
久々に、赤線を引きまくり、いまも何度も読み返しています。


前置きはこの辺にして、ここからが本題です。
具体的な数字や名称は伏字にしています。

自分の「チョイス」が正しいかどうか

最近、Yahoo!の宮坂社長が、本や日経ビジネスの記事で話している考え方に凄く共感しています。

”会社というのはその人それぞれの人生のプラットフォーム”
”自分のキャリアを判断するのは自分でしかない。会社からアサインされてやるというよりは、自分でチョイスして、生き方をマネジメントして欲しいんです。”
”きっと、理想のヤフーもそのチョイスの集合体の先にあるんだと考えています。”

・天才やカリスマでなくても、組織は変えられる ~ヤフー宮坂学社長が考える、これからの働き方~
https://www.evernote.com/shard/s117/sh/932d7a6f-22e7-4e18-876c-6fef81d8d29c/8f9b3eb1029a033ab831e8424245bdba


やりたいこと、を実現するために、(自分含めて)一緒に働いてくれる人たちには主体的にチョイスをしてもらえるのが理想です。
と言いつつ、私もこの1年は、年初から全社PJTをスタートして、まさかこんな大波を起こしつつ、いまここに決着するとは夢にも思いませんでした。それ以前からも、毎月、”コネクティング・ドッツ”し続ける状態で、これがまたベンチャーの面白さであるなと。


おそらく、皆さんもこの1年で、仕事内容が2度も3度も変わってきた人が多いと思います。
それらが、後から見て、結果として、自分が選んだ選択として、納得がいっていると良いなと思います。


もう少し昔話をすると。
いま皆さんと仕事をしている状況もまさにそうで、とんとん拍子に物事がつながって、いまの部署になっています。
自分が主導しておきながら言うのもなんですが、もの凄くたまたま、です。


組織のビックピクチャーは、夏頃から本格検討を始めました。
まずは、当初は●本部●●人丸丸を想定しながら、全体のおおっきな組織の骨格を考えるだけで、1ヶ月。
途中いろいろあって、細かいグループやチームの編成、ヒトのアサイメントを決めたのは、本当にギリギリです。


本当に、愚直に議論を重ねていたので、五里霧中の中を、取締役たちと議論を進めていたころには、まったく想像していなかったのが正直なところです。最初の頃に、自分で勝手に持っていたイメージ、とも全然違ったものでした。(というか、私がこっちに来ること自体、決まってなかったので)


議論を尽くして、いろいろ考えると、やっぱり、これがこうで、こっちは、こうだよね。


と、1つ1つ丁寧に決めていった結果です。
その成果もあって、役員間の認識はぴったりと合っていて、「xxx」の精神を体現する組織体になりました。


この一連の検討は、振り返ってみると、そもそも、1月に全社xxxの文脈からxxxを考え始めたこと、がきっかけです。
ただ、それにも過去の経緯がありました。


ずーーーと遡ること。入社2-3か月目。
何気なく、プロダクトP/Lを作り始めたところが思い当たるわけです。
この頃から、△△さん、○○さん、□□さんの3人との付き合いが始まりましたね。懐かしい。


それも、もっと遡れば、xx本部のあの場所でなければ検討すら始まらなかったし、
もっともっと言えば、xxさんとのnetageの不思議な縁がなければ、この会社に入ることもなかった。
そうすると、もはや、学生時代に、その”ドット”が打たれていたことになる。(ようできた話やな~。笑)


真面目に。年を経るたびに、人の「縁」が大事だな、と実感しています。


人生を計画することが趣味みたいなもので、ガチガチに考え尽くして、行動する方なのですが、
振り返ってみると、結果は、「縁」に支えられている訳です。
この部署の人たちとの縁もきっとあるのだろうと思っています。


で、宮坂さんの話に戻ると。
「チョイス」は、自分でそのとき、そのとき、にしているのですが、
後からわかることも多いよ、ということはお伝えしておきたい。
納得いかないことがあっても、1年後、2年後には、逆に、正解だったな、とわかることも多くあります。


長くなりましたが、年末年始に色々考えるときには、あまり気負わずに、
気楽に、”コネクティング・ドッツ”を振り返ってみるだけでも面白いかもよ、という提案でした。

秘訣を1つだけ共有できるとすると。

点を線につなげたり、縁によって飛躍するために。


結果として、点が線につながるのは、人によって、人生で1度や2度ではないでしょう。


1つ1つの点を深く掘り下げて、目いっぱいやり切ること、が重要だということを経験的に知っているかどうか。
そういうもんだ、ということを身体感覚として理解しつつ、現実は波に乗る感じで必死にパドルするのが当たり前になっているかどうか。


信頼を1つ1つ積み上げることはもちろん大前提で、ふとした時に、本当に、偶然の縁を感じたり、幸運に恵まれるものなんですね。
リクルートの江副さんの「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」は、名言です。
#個人的にはクサすぎて、あまり好きな言葉ではないです。。。考えは好きです。


この言葉の本質は、意図的に仕掛けろ、ってことだけでなく、”コネクティング・ドッツ”的な考えも含まれているものと解釈しています。


じゃあどうやんの?と言われると、正解はない、です。
というか、1人1人に、それぞれの正解がある。
私も再現性についてよく思案してますが、何度考えても、感覚的なもの、だなという結論に至っています。
サボらず、無欲に、愚直に、誠実に頑張り続ければ、神様がちょっと助けてくれるよ、くらいに思っておけば良いのかもしれません。
そんな話でした。

この会社でできること。

で、この2つの話を踏まえて、3つ目で最後にします。


部署の定例でお伝えしましたが、僕らにはもっと価値を発揮できることがあると思っています。
組織内のことだけでなく、xxプラットフォームとしてのxxサービスについても同様です。


2012年の夏に、(あるマーケット)への取り組みの方針について、社長含め喧々諤々の議論をしました。
ただ、あの頃は、見えていた世界が狭すぎて、あるいは、解釈が間違っていたことも多く。
仮に、もう一度、あの頃に戻っても同じことが起きただろうと、事あるたびに、よく思い返しています。


いまの事業環境は、xxさん曰く、各社が苦戦して、再度、○○、□□、△△への回帰の動きが始まっているそうです。
じゃあ僕らも大丈夫ね!と楽観できる状況かと言われると、そこまで短絡的ではなく、少し逆風が弱まった程度だろうという認識です。


逆に言えば、お客さまの気持ちは移ろい易い、気まぐれなものです。
来期に向けて、少しだけ想像を馳せてみると、、、読み通り、イケイケにもなるかもしれない一方、万が一、もあります。
こればっかりは、やってみないとわからない。
ただ、xxユーザーの人たちが、また、xx楽しいね、って思って、xxに帰ってくる世界は、間違いなくイメージでき、、、ません?あれ?
そういうことにしましょう。信じて、最善を尽くすのみ。


浮き沈みの激しい業界ですが、その分、チョイスしてみて後から正解だった、ということも多くあると思っています。
なので、あきらめずに1つ1つ積み上げて行くことが正解への近道で、楽な道はないのだろうと。
もっと言えば、1人1人の頑張りの積み上げがあって、初めて、事業としてコネクティング・ドッツするものでしょう。


来年は、部署の1人1人がもっと活躍できる場が増えること、それが会社の成長につながるんだということを、忘れないでください。
(よし!うまく落ちた。)


以上。


EQリーダーシップ 成功する人の「こころの知能指数」の活かし方

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  • 作者: ダニエルゴールマン,リチャードボヤツィス,アニーマッキー,土屋京子
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