昨年、このブログを経由して、Amazonで購入された本の売上冊数ランキングです。
書評アフィでがっぽり稼ごう、なんて大それた野望はないので、
これまでずっと、僕自身が年間数百冊読む中で、気を引いたものだけを気軽に紹介してきました。
結果、お陰さまで、2011年、2012年と変わらず、年間1,000冊程度売れています。
知っているヒトからすれば、ドヤ顔して公言するのも憚られるような数字なのですが、
僕にとっては「1,000冊分の新しい本の出会いを生むことができたんだなぁ」とポジティブに捉えています。
書評を書いたものがあれば、記事のリンクも一緒に掲載しましたので、もし宜しければ合わせてご覧ください。
【2位】プロフェッショナル原論
「物事を、きちんと、深く、考えられる」人になるために - ignorant of the world -散在思考-
2年連続のワン・ツーFinish。
王道、です。
特に、プロフェッショナル原論は、いろんな職業に通ずるマインドセットが描かれていますので、おススメです。
波頭亮さんの他の本も、本質をえぐる切れ味抜群の良書ばかりですので、興味ある方は、騙されたと思って読んでみてください。
ちなみに、2010年は戦略パワー・プロフェッショナルが1位でした。
【3位】カテゴリー・イノベーション―ブランド・レレバンスで戦わずして勝つ
バリューと仮説思考について(後編) - ignorant of the world -散在思考-
僕の中では、2012年のベスト本が、同率3位。
2冊とも、マーケティング戦略やブランド戦略を究めるなかで、苦労して見つけた良書です。
この本を読み始めた瞬間、感動すら覚えました。本来なら、1冊ずつ書評を書くべき本たちだと思います。
正直、初心者の方には、ハードル高いです。上級者向け。
本1冊読みこなせるでしょうが、本当の理解を伴って消化できるのは、
ブランド/マーケティングの領域で禿散らかすほど悩んだ経験がある人だけに限られてしまうかもしれません。
僕も、出会うタイミングが1年前だったら、一通りの理解はできたとしても、読み方が浅かっただろうと思います。
それだけ中身が濃い。
急がず、準備が整ったときに出会って、味わえばよい本だと思います。僕も、将来、何度も読み返します。
【4位】イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」
イシューからはじめよ(安宅和人) - ignorant of the world -散在思考-
「論点思考」のイロハが書いてあります。
本書の序章と第1章だけで良いので、読んでみてください。
よく、僕は「イシューって何か。」悩みぬいた経験を語ることが多いのですが、
言わんとするところが、よくまとまっています。
【6位】トム・ピーターズのマニフェスト(1) デザイン魂 (トム・ピーターズのマニフェスト 1)
これは、有名本。
トム・ピーターズの方は、ブログ開始当初からサイドバーで紹介している、僕のバイブルです。
【8位】コンサルティングの悪魔―日本企業を食い荒らす騙しの手口
意思決定の軸 - ignorant of the world -散在思考-
ファームを目指すなら、これくらい読んでね、という本。
僕も大先輩に紹介され、巷の業界本とは一線を画したその内容に痺れました。
咀嚼の方法は、あなた次第。いろんなことを読み取ることができる良書です。
【10位】戦略サファリ―戦略マネジメント・ガイドブック (Best solution)
戦略サファリ(ヘンリー・ミンツバーグ) - ignorant of the world -散在思考-
説明するまでもなく。
「経営戦略」「コンサルタント」に興味があるなら、読んでなければおかしい入門書。
【11位】経営革命大全―世界をリードする79人のビジネス思想
経営学の大家たちの理論を、広く・浅く俯瞰するためには便利な本です。
分量は多いですが、内容は薄いので、本気で学びたい人は、本書の引用文献に当たりましょう。
【14位】Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2006年 11月号 [雑誌]
「戦略論の原点」Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2007年02月号 - ignorant of the world -散在思考-
説明不要でしょうね。
「戦略論」の入門書として、手元に持っておきましょう。
【15位】こころを動かすマーケティング―コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられる
こころを動かすマーケティング(魚谷雅彦) - ignorant of the world -散在思考-
めちゃめちゃ凄いことを、さらっと普通に書いてしまっている本。
「マーケティングとは、「明日」のために行うもの」
これは、格言です。
読みが浅く誤解する人も多いけれど、本質が凝縮されているので、注意して味わってみてください。
【18位】インタビューの教科書
まとめ
やはり、このブログだと、思考系・経営系の本ばかりがランクインします。
実際は、いろんな分野の本を幅広く読んでいるのですが、紹介する場面がないのが残念です。
皆さんに飽きられないよう、本ブログをもっと書評系に舵切って、幅広い雑食を晒しても良いだろうな、とは思います。
が、書評は、本当に書くのが大変。。。読書中や読了後には、もの凄いテンションで、あちこち頭を刺激された状態で考えるので、全部を文書に落とせないのです。その割に後で読み返す価値も低いのが、乗り気がしない最大の理由です。
なので、このままのペースで、2013年もゆるーく、面白かった本を紹介できればと思います。
ちなみに、今年買って一番良かった本は、、、「ふうらい姉妹」です。
深夜の仕事で辛いときに、何度癒されたことか。皆さんもよろしければぜひ。
- 作者: 長崎ライチ
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2010/11/15
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