ignorant of the world -散在思考-

元外資系戦略コンサルタント / worked for a Global Management Consulting Firm in Tokyo

社長との勝負

yo4ma32012-09-09
先週末は、月に1回の社長報告でした。
Facebookの文章を焼き直したいと思います。

今日の社長含め役員報告は大成功!ラストスパートで作り上げたにしては、上出来。
議論がよく盛り上がって、狙い通りの成果もあった。
ただ、よく刺さって、刺さりが良すぎて、他の事いろいろ聞いてもらえなかったのが惜しい。という総評。
もっと魅せるプレゼンを磨きます。


今回で、3度目。
前回、前々回も、前日の夜は、自宅で4-5時間、プレゼンの練習をしています。
メッセージをクリスタライズし、想定問答を幾パターンも用意し、
時間配分に応じて3パターンくらいをスライド見ずとも諳んじれるレベルに昇華していました。


おかげで、これまでの報告会は、
少なくとも社長が全部聞いて、議論が活発化するレベルの成功を収めていました。
つまらなくなると、すぐにPCに向かってメールの返信などを書きだすので、
それを阻止できるだけでも関心を惹き続けられている証拠です。


これまでの社長報告でも、翌日には、各事業本部で動きが加速した提言がいくつかありました。
今回は、特に、大成功、と言えるレベル。
会社の方向性に、大きなインパクトを与える意思決定を引き出すことに成功しました。


その日の夕方には、部長レベルのメールが活発にやり取りされ、予算の変更まで行われるスピード感。
まさに、「やりがい」を感じる瞬間です。


資料は、毎回、90-100枚。
正直、他の部署が主催する役員報告会の資料の軽く2-3倍の分量があります。
ファーム時代も月1回で作る資料にしては、多い部類に入ります。


今回も極力減らして、85枚。キーチャートは、7枚。
前日の午後一には、社長含む役員全員に、資料を送っていました。


が、社長の反応を見ると目を通せてない模様。
プレゼンのピッチを変えます。
ほとんど説明しないつもりでしたが、掻い摘んでキーチャート中心にさらっとメッセージだけぶち込む作戦に。


開始15分。


狙い通り、社長が好感触。
今回もまた、時間を延長して、役員陣が活発に議論を交わす、良い会となりました。
勝負には、勝ったかな。

それでも、修業がりない。

少しだけ振り返って、軽く備忘に言語化しておくと
3回連続で、まぁ合格点かな、という感じは、自己評価。
枚数多すぎることだけが気に食わないのです。が、それはそれで情報量としてのバリューもあるので難しいところ。


率直な感覚としては、
とにかく、スライドをあまり練れてないので、中身が少し薄く広く、という感じで気持ちが悪い。
全般的に。
分かり易さ重視。


そこをプレゼンで、メッセージを2-3発連続で差し込みながら、聞き手の集中力と理解スピードをコントロールして、飽きさせないようにしいてるのですが。
理想的には、濃厚なキーチャートを、2-3枚、練りこみ、その上で、刺さるメッセージを5-6発投げ込み、議論をマネジしたいものです。


あと、最近、他部署との絡みが一気に増えました。この2-3日で、社内のほとんどの事業部と仕事してます。謎な案件も多く、、、どこからか、引き寄せられてます。
ニーズがマッチするのは、嬉しいこと。も、頭の切り替えがなかなか難しいので気を張り巡らしきれないのと、基本、外交は好きじゃないので、ちと変な筋肉使ってる違和感があります。
ま、慣れでしょうが。


うまく立ち回る、というよりも、常にこういう存在であり続ける、というのが、部署やチームの理想形かな、と思います。
とりあえず、いまんとこの自分のバリューと満足度は、meets all .




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