ignorant of the world -散在思考-

元外資系戦略コンサルタント / worked for a Global Management Consulting Firm in Tokyo

2011年の振り返り


昨年は、震災以降、僕の周囲では、結婚や出産が非常に多い年で、なんだかHappyな気分になることができました。
また、公私共に周囲の方々の支え・引き立てによって、実り多き1年となりました。
特に、仕事面で昇進もあり変化の多い年でしたが、1年を通じて、尻上がりに調子を上げていけたのは、多くの方に支えて頂いたおかげだと思います。ありがとうございました。


○Top line

  • 総合評価としては、70点。
  • 3年目まで溺れていた感覚から、少しだけ心の余裕も生まれ、無事、6月に入社以来2度目、3つ目のタイトルにプロモーションすることができた。2つ上のタイトルを目標に頑張ってきたことが、いまのブレークスルーに繋がったのだと思います。良い上司に恵まれたことも幸いしました。
  • 上期は、年末〜年初にかけて携わった2つのプロジェクトが世に出るという、コンサルタントとして一番嬉しい結果となって非常に満足しています。自分がクライアントの前面に立って、しっかりとしたバリューを提供できたことも自信に繋がりました。途中、四国に飛ばされたのは、良い思い出。
  • 一方で、下期は、いままで以上にPJチームの中でも自分の役割が大きくなった上に、チャレンジングなテーマ続きだったため、新たな課題も浮き彫りになりました。(個人のパフォーマンス評価自体は、全く問題なく、exceedを取れているが。)

○仕事/スキル1. コンサルタントとしての力量UP

  • 80点。
  • 評価の難しいところではあります。もちろん、1年前に比べて、ものすごい成長を遂げている実感があります。昇進もして、社内での評価も文句なしです。
  • 一方で、このタイトルからさらに次を目指すにあたって新たな課題も。年半ばにプロモーションして以来、次のマネジャーに向けて、さらにその上に向けて、自分がコンサルタントとして大成して行くイメージを描ききることができなかったことが一因か。自分としては、気持ち早いタイミングのプロモーションだったので、余力があまりないままに引き上げられてしまった感もある。早く元のペースに戻れるよう、catch upしたいところ
  • 特に、PJマネージャーとして、プロジェクト運営の観点からイシューを閉じ切る力量が圧倒的に不足していることと、中途・シニアの同僚が下についたときのディレクション&引き上げをストレスなく実現するためのコミュニケーション全般に課題を感じている

2. 個人としてのプレゼンスを発揮する

  • 60点。
  • ある程度、個人として刺せるようなお客さんのタイプも増えてきた一方、まだ十分ではない。自分の中では1パターンしかないのが、力量の狭さ。もう少し柔軟に、かつ、もっと圧倒的に突き抜けたプレゼンスを発揮できるようにしたい
  • プロジェクト中に、名指しで頼りにしてもらえる場面・人が増えたことはもちろん、過去のお客さんに個人的に誘われて飲みに行ったのはGood Evidence

3. English

  • 50点。iPhoneアプリ「iDairy Pro」が非常に良い感じ。加えて、TEDのYoutube動画、EnglishジャーナルのCD聞き流しなど、ヒアリング面はそれなりにできた
  • 一方で、スピーキングは、プロジェクトで日常的なメールコミュニケーション、海外エキスパートインタビューを5〜10本こなしているものの、圧倒的に量が足りない。仕事をする上で、ソリッドなものはある程度できてきた実感はあるが、もっと流暢に、日本語に近いレベルで説得力を持った英語を使えるようにしたい

○プライベート4. Family/Friend

  • 家族への貢献は、引き続きon-goingで、何よりも優先できていると思う。温泉旅行に連れてゆけたのは良い親孝行になったかな
  • 友人との付き合いは、ネットエイジ世代の面々と会う機会が多かった。Ustream 1回、結婚式&2次会 2回、飲み会 2〜3回。休日に仕事関係でTELで議論させてもらったりと、毎月のようにコミュニケーションがあったのは良かった
  • さらに、大学時代の友人にも、個別に食事に行く機会も、例年以上に取れたと思う。但し、全然足りないので、もっと数も幅も広げて行きたい
  • うちの会社の偉い人と、仕事以外でも飲みに行く機会が増えた。一緒にプロジェクトをやらないと、なかなか疎遠になってしまうものだが、それでも互いに誘い合う良好な関係を複数人と築けている。プロジェクトから離れて、いち個人として波長が合う人とはこれからも長く続く気がするので大事にしたい

○経済/金5. Money

  • 個人のカネは、かなり節制した年だったが、予定外の急な出費も重なってevenという感じ
  • 家計簿のiPhoneアプリは中止。代わりに、ネット銀行と証券会社の口座を駆使して、強制的に貯められるような環境を整えた

6. Financial Literacy

  • 一方で、あるプロジェクトがきっかけで、Financeに関する知識・経験の必要性を強く認識しました。コーポレートファイナンスよりも、プロジェクトファイナンスの領域が近いのだと思う。
  • 特に、社会を動かすために、ファンドレイズ(資金調達)のスキームや、ファンド・VC目線での投資判断など、経営者のイシューに応えながら、物事をダイナミックに動かせられるだけの知見を獲得したい

○人生/教養7. Book

  • 今年は、自己流の速読を改めるべく、それなりのカネの投資をして、6月にみっちり速読講習に通った。土日両日ともに8:30-21:00まで、時間的にも投資した。元々読書スピードは速かったのだが、その限界と効用を見極められたのは良かった。
  • 思わぬ副産物として、「気孔」にも目覚めた。これも以前から何気なくやっていた体内の気っぽいものを感じる瞑想や、ちょっとしたヒーリングが、「気」であることを明確に確認できた(皮膚の感覚として)。結果、呼吸法や瞑想など、日々の生活にこれまで以上に積極的に取り入れるようになり、心の余裕にも繋がったと思う
  • 読書の数・幅・質については、40点。仕事も含めたら、100冊以上を読んでいますが、いかんせん、教養という意味で、全く幅・質が足りない。理想としては、常に、他分野(デザイン・建築、心理学、歴史、脳科学、宇宙、ハードボイルド小説など)の中で3つくらいは並行して読み進めておきたい
  • 具体的には、年初に伊豆旅行をしながら軽いものを振り返った(うち4冊は記事にもした。1冊2冊3冊4冊
  • あとは、仕事の周辺領域を漁っている中で、「ケロッグ経営大学院 ブランド実践講座―戦略の実行を支える20の視点」という良書にもめぐり合えた。目から鱗の今年No1のアタリ
  • 積読が絶賛増殖中なので、スペース確保が課題として顕在化。一部はAmazonやヤフオクを駆使して売りさばいたが、今年はさらに、電子化して省スペース化を図りたい(年明けから現在進行形

8. Art

  • 映画を見る本数が激減した。その分、リアルの時間を充実させているが、月2本くらいは見ておくのが理想。感情面/情緒面を豊かに保つための、バランスの問題
  • 美術館・博物館に行く機会も激減している。これも月1はクリアしたい。ちなみに、動物園・植物園は行った
  • 旅は、北から、山形、埼玉、山梨(軽井沢)、神奈川、静岡(伊豆、御殿場)、京都、広島、高知、に仕事・プライベート合わせて訪れた。都内も北から南まで。なんだかんだ、国内は結構移動している年だった

○健康/趣味9. Sports/Blog

  • ゴルフが完全に趣味化しつつある。ゴルフクラブをもう一度取り揃えたので、コース3回、シミュレーションゴルフ3回、練習10〜20回は行けた。フットサルを全然できなかったのが反省(同好会リーダーなのに・・・)
  • ブログは、きちんとした記事を20本。休暇中に固め打ちした結果だけれど、前年9本から倍増しているので良し。この調子で、月1本以上はミニマムでクリアしたい