読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ignorant of the world -散在思考-

元外資系戦略コンサルタント / worked for a Global Management Consulting Firm in Tokyo

自分だけのアウトプットを生み出すEvernote活用術

Diary / 雑記

yo4ma32011-12-29
Tweet再編集の第3弾。
昨日は、重いエントリーを書いたので、今日は軽めのテーマにしようと思います。
2011年08月28日のつぶやきをベースに、大幅に加筆をして、僕の情報収集〜アウトプットの方法を紹介します。

まず、体制を整える

PJ終了後の2011年8月某日。数日だけ取れた休暇中に、仕事以外の情報収集〜アウトプットまでのあり方を劇的に改善しました。
何をしたかと言うと、Evernoteを軸に、紙ベースで管理していた切り抜きや雑誌・書籍のタグ付けをデジタル化する仕組みを構築して、それ用にiPhone4の画面も新しいスタイルに刷新しました。


具体的には、

  • 紙ベースのメモやプリント(所詮2〜3年分、かつ、一部はTwitterやblogに記録済み) ⇒ そのまま収納Boxに放り込み
  • 大量の雑誌や不要な書籍 ⇒ 処分。ヤフオクやAmazonで売却、残りは資源ゴミ。
  • 個人的なメモ(PCローカル上でメモ帳に管理) ⇒ 基本的にはEvernote、重いものはDropbox。
  • RSSリーダー ⇒ 整理&削減
  • ブラウザのBookmark ⇒ 整理&削減
  • iPhoneのアプリ ⇒ ぐっちさんの記事を参考にしながら、優先度順に「3画面」に集約。新しいアプリを追加。特に、有料なものはこの際一気に投入(参考記事:投資十八番"私のiPhoneの使い方"


文章にすると、たった6項目だけですが、結構な時間を要しました。僕のEvernote活用術は、この結果できあがった体制で行っています。
これから、「インプット(情報収集)」〜「プロセス(思考)」〜「アウトプット」の3段階にわけて、順をおって説明します。

インプット(情報収集)

20050326194722
思考錯誤の末に、Inputは従来通り。SNS + RSS + SBM + 新聞・雑誌・本のままです。
ただ、比重を変えていて、

  • SNS (10%) => (10%)
  • RSS (30%) => (10%)
  • SBM (30%) => (10%)
  • 新聞・雑誌・本 (30%) => (50%)
  • 定期巡回サイト ( 0%) => (20%)

というイメージ。
新しいのは、RSSとSBMを減らして、新聞・雑誌・本の比率を上げたことです。
ずっと、
 「紙ベースのインプットをもっと増やしたい」
 「特に、仕事以外で関心のある分野の教養を深めたい」
という欲求が常にありました。思い切って、webからのインプットを減らして、こちらの比重を上げる決断をします。
最近は、新聞よりも雑誌と本でしょうかね。
これらを実践するために、以下のことを工夫しています。

  • 「まぁ、ネットを1ヶ月間見ていなくても、たいして世の中は変わらない」

僕は、インターネットが大好きです。休みの日でもずっとネットサーフィンしていて飽きない性質です。
ネットに触れる時間を減らすのは、養分を減らすのにも等しい感覚でした。
ただ、仕事がめちゃめちゃ忙しく、twitterもネットもまったくやらない2〜3ヶ月も経験したところ、意外とイケた。というか、まったく影響がなかった。
所詮、ネットで聞きかじって集めてる情報なんて、たいしたことないんですね。きちんとアウトプットに結び付けない限りは。

  • 「強制的にネットに繋がない環境に行く」

それでも、いつまでもネットサーフィンを続けてしまうのを阻止するために、1つのことを実践しています。
具体的には、外、電源のなさそうなカフェに行く。そうすると、wifiを持っているけど、電池の消耗が激しいので繋がなくなるんですね。これで、紙のインプット時間と、後述するプロセス(思考)の時間が増えました

  • 「chromeのブックマークバーに登録する」

また、これまでは、どうしても定期巡回が苦手で「よし見よう!」と思って、RSSに登録したりブックマークして、それっきり見ないサイトが多くありました。
今回は、見るべきサイトを厳選して、そのための時間シェアを追加しました。
必ず訪れるための工夫として、一番シンプルなブックマークバーが、僕の場合は性にあっていました。
これまで「登録」という行為自体に満足してしまっていて、RSSは相性が良くなかったんですね。無駄も多いですし。

  • 「そして、世界が好転する」

正直、ものすごく地味な変更ですが、Inputの質が変わって、プロセス(思考)やアウトプットに使う時間が増えた実感があります。
そうすると、自分の中で「正のフィードバック」が働くようになり、一層、この変更が持続するようになりました
「正のフィードバック」とは、「Inputを変えると、プロセス(思考)やアウトプットが変わる」=>「もっと面白いことを考えたり、アウトプットするためには、inputの変更を持続・強化する」=>「すると、またアウトプットになる」という良い循環のことです。


また、どのサイトを定期巡回しているんだ?という点については、オリジナリティのあるアウトプットを生み出すためには、自分の関心領域を常に広く、深く、持っておくこと。
読む本・雑誌、よく見るサイト、そこですでに独自性のある、あなただけのマップができているはずです。
皆さんそれぞれにふさわしいサイトがあると思いますので、ここでは割愛します。宝の山はどこにもないので、自分の関心のある領域の有名なサイトを、当たり前に見るようにしましょう。1つのサイトをずっと使う方が効果的だと思います。
あとは、生かすも殺すも、この後のプロセス(思考)次第です。

プロセス(思考)

20080906235325
上でインプットした情報を電子化するタイミングで、プロセス(思考)の時間にして、同時に、考えたことをメモとして残すように考えました。「同時に」というのがミソで、情報・思考をスクラップ&ビルドするにあたって、熱が冷めないうちに、言語化しておくことが非常に重要だからです。
あえて、考えるためだけの時間は作りません。アウトプットする際に、「熱量を込めて言語化したメモ」を材料にして、一気に練り上げるだけです。


そのために、まずは、インプットの瞬間に、データや情報を手間なく電子化する体制を整えました。
これまで: メモ帳 + Twitter + メール + SBM (+たまにスクリーンショット)
=> これから: Evernote + SNS/Blog + iPhoneアプリ
という布陣に落ち着きました。


いままでにも、Evernoteは使っていましたが、別ウインドウで立ち上げて同期させるメリットが感じられず、いまいち使い切れていませんでした。気になったサイトは、とにかく、SBM(はてブ)か、ブラウザのブックマークにぶっこむ感じで、ものすごい数の登録数になっていました。ただ、それに限界を感じつつあり、本当に見返したいものは、Twitterに残すようにしつつあったところです。
また、考えたことは、ローカルでメモ帳に書き落とす or メールの下書きにひたすら書き溜めることを習慣化していました。はてブのコメントを活用したり、付箋メモソフトでデスクトップに貼り付けることもしてました。
今回は、「iPhone4のサクサク感」、「Facebookへの書き込みに文字制限がないこと」、の2つが後押しとなって、Evernote 中心の体制に完全移行しました。

  • 「思考を進めるために」

プロセス(思考)で大切なのは、「インプットを電子化する」「熱量を込めて言語化しておく」、の2点。これがすべてです。
特に、熱量を込めた文章には、自分だけの独自の視点が盛り込まれ易い。変に冷静になって、冷めた頭で考えた文章は面白くありません。
とにかく、勢いで、まずは書き残してみること。真夜中のラブレター状態くらいが、ちょうどよいのではないかと思います。もし、その文章を世の中に公開する場合には、アップする前に、冷静な目で推敲してみればよいだけです。

  • 「Evernoteの使い方」

さて、Evernoteの使い方は、手当たり次第記録するというよりも、頭の中の付箋をもう少し外部化して、Inputの効率を上げながら、思考時間に費やす方針です。
ライフログには全く興味がないので、世の中のGTDマニアのような使い方はしてないのです。
ちなみに、ノートブックは、最上位に3つ、2階層目を合わせても15〜20程度です。ノート数も月間50〜100程度の作成量です。
合理的にはもっと突き詰められると思いますが、このくらいが一番心地よい負荷のようです。(とは言え、プレミアム版が必要な容量です。)


TwitterとFacebookは、これまで以上に、活発に。とにかく、熱が冷めないうちに、言語化することを心がけました。
(その成果が、昨日の記事ですね)

  • 「iPhoneカメラを活用する」

iPhoneアプリでは、気になった本や雑誌の記事を、そのままEvernoteにぶっこむためのものです。手持ちの紙ベースのインプットを画像として保存するには、十分なカメラの解像度だと思います。
僕は、本や雑誌にどんどん書き込みをする癖がありますので、重宝します。
具体的なアプリ(ホワイトボードや文章の読み取り系アプリです)は、特に説明は不要でしょう。適当にググってください。


ちなみに、現在、はてブは、急ぎのときにアプリで見たサイトを登録する程度で、ほとんど閲覧のみの状況に追いやられてしまいました。はてブは個人的に思い入れのあるサービスで大好きなのですが、非常に残念な状況です。いまでは、ほとんどインプット専用メディアです。
メモ帳とメールは原則廃止されました。Evernoteが完全に補完関係にあるので、激減どころか、本当にゼロになっています。


アウトプット

20061011064721
アウトプットは、世の中に一般公開するものと、自分のためだけに残すものと、2種類あります。
僕の場合は、どちらも evernote + SNS/Blog に集約しています。


僕のブログ記事やTweetの文字量が多いことからもわかるとおり、なるべく文章に落とし込むのが好きです。もちろん、推敲をしますが、読み手のことよりも、熱量でもって一気に書ききることを重視しています。その意味では、読み手のことはあまり考えていない不親切な記事ばかりです。
理由は3つで、

  • その方が、後で読み返したときに、新たな発見が多い
  • 一度思いついたアイディアを忘れてしまうと、後で、そのときの熱量を込めて復元できない
  • 何よりも、自分だけのオリジナリティのあるアウトプットを生み出すために、「熱量」が必要不可欠


だから、脳科学者・茂木さんのように、朝一でPCに向かってブログを書く、なんて習慣はできそうにありません。寝起きに、熱量を持った思いを持ち合わせる訳がない。

まとめ

以上、方法論のみに特化して、整理してみました。


昔は、メモ帳 + 紙に手書きでメモを残す というのを半々でやっていました。
熱心なメモ魔というよりも「作家」や「芸術家」に近い気分で、何か思いついてもすぐには書かず、長い期間、頭の中で熟成させて、ある程度、構想が固まってきたところでキーワードや文章に落とすことをしていました。いま思うと、途中で忘れたアイディアもたくさんある一方で、その中でも残るエッセンスを文章化していたので、濃い内容のものだったと思います。
そんな便秘気味の中で生み出された代表例が、東大生による就職活動論です。濃すぎて、後から分割して解説記事を書こうにも、余分なものを全部忘れており、全然、後編が書けなかったものです。
この方法は、とても長い時間がかかる割にアウトプットが少ない、効率の悪い方法でした。
(そんな、悶々とした思索が好きでしたが)


そして、Evernote活用術をやり始めた最初の頃は、中身が軽くなって思考できていない気持ち悪さがありました。
が、結果として、一言でも多く書き残しておくことで、将来の自分が助かることも多々ありました。これは疑いようもない成果です。


いまは、「インプット」「プロセス」を同時に行い、「アウトプット」に熱量を込めること、を気軽に、スピードを上げて、どんどん回してゆくスタイルに変化しています。
このサイクルを回せば回すほど、思考がどんどん進化して、多様で、オリジナリティ溢れるアウトプットに結びつきやすくなります。
「インプット」から「アウトプット」までのサイクルの回転速度、これを少し意識してみると良いのではないでしょうか。

おまけ

肝心の中身は書いていませんでした。


これらを通じて、僕が意識的に考えようとしているテーマはというと、、、

  • 「コンサルティング・ワークに関する自分のなかでの棚卸し」
  • 「経営戦略、マーケティング、組織、などの経営イシューに関する考察」
  • 「webを使った新規ビジネスのフロンティアについての考察」
  • 「琴線に触れたモノ・サービスへの洞察」
  • 「その他、本や雑誌を読んで考えた雑多なこと」

最近は、このいずれかでしょうか。全然、MECE感がありませんが。


キングジム ショットノート  9101 メモパッド Mサイズ 白 FUJITSU ScanSnap S1300 FI-S1300 キングジム 電子メモパッド ブギーボード BB-1  黒


EVERNOTE スターターパック

EVERNOTE スターターパック


EVERNOTE HACK

EVERNOTE HACK


EVERNOTE「超」知的生産術

EVERNOTE「超」知的生産術