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ignorant of the world -散在思考-

元外資系戦略コンサルタント / worked for a Global Management Consulting Firm in Tokyo

戦略から「実行」まで、んでもって「経営」学

各コンサルティング・ファームを特徴づける、最たる指標としては、その「サービス範囲」がある。
特に、「戦略から実行まで」のフレーズは、就職活動中に耳にたこができるほど聞く。
しかし、「戦略」立案のイメージは、様々な戦略本や小説にに描かれている一方で、
実際のところ、本当の「実行」の意味を知る学生は少ないように思う。


PJを買った社長のためではなく、受け取るフィーのことすら忘れ、
本気でその会社の未来を考え、その会社で働くすべての人・家族のためを思い、
時にクライアントに対し、怯まず怒号を飛ばす。
すべては「会社の未来」のため。
そんなアツイ現場。


いままでそんな考え方をしたことがないがために、立ちすくみ、困り果てるクライアントからの相談に対し、
「この人が明日から何をどう変えて、具体的にどう動いたらいいのか」を、その場で頭をフル回転させて、一緒に悩み、解決策を探る。
答えは、知識や経験からは生まれてこない。ましてや、本なんかには書いてない。
世界で唯一の方法を、自分が考え、明日からすぐに実行に移してもらう。
本当の「実行」というレベル。


物件費削減のソーシングPJや業務プロセス改善のBPRでは、そんな「現場感」、本当の「実行」を味わうことができる。
そして、どちらも、戦略系のPJのように一度実行したらそれで終わりではなく、「経年で」PLにハネるのが最大のバリューとなる。


人材育成も同様に、人を一度変えたら、それが「経年で」その人の人生に影響してくる。
だから教育が好きで、ヒト特に子供が好きなんだと思う。


社会へのインパクトよりも、ヒトを変えることの方が、よっぽど価値があると思える。
そんな価値観。
根底にあるのは、壮大に抱える、ヒトに対する生物学的な興味。
物理学・天文学・地質学・海洋学・生物学などあらゆる理系的学問が相互に関連しあう「宇宙」と「ヒト」
(あるいは、その相互作用で起こりうるすべての事象。社会、文化、経済、組織、etc)
密接にリンクするこのテーマは、一生涯、仕事とは別に追い続けたいと思っています。


思索を進め、
きっと将来、「経営」が学問として確立されたときは、後者のヒトが関わる、ドロドロした部分を含め「人間の本質」に迫るような学問になっているのではないか。
さらに言うと、「経営学」が、ヒトというテーマを接点にして、理系的学問と文系的学問の橋渡しになるのではないか。
そんな妄想をしています。