ignorant of the world -散在思考-

元外資系戦略コンサルタント / worked for a Global Management Consulting Firm in Tokyo

Diary / 雑記

解像度という便利な言葉に逃げてないか?

前回のエントリーから3年経ってしまいました。 激動のコロナ禍での経営再建は、正直、喪失感と既視感が強く、困難に興奮する自分ですら楽しめたものではなかったです。3年間、苦労して花を咲かせて、これからさらに!というタイミングで腰を折られてしまい、…

理論武装は弱さの証拠

小難しい記事が続いたので、軽いやつ。 コンサルの癖で、なにかを主張するときに、ついファクトやロジックを組みがちになります。明確な根拠無しに、スタンスをはることに、恐れすら覚えます。 ただ、完璧なんてありませんから、文字や資料に落とすときには…

母の病室とKindle本

最初に言っておくと、オチはないです。 先日、母の軽い手術の立ち合いで、千葉のとある片田舎の総合病院で半日を過ごす機会があった。 そのために休暇をとったので、平日片道1時間の電車に揺られる時間と、手術中の待ち時間を持て余すことになった。 母の手…

武井壮に学ぶ「数の論理」と「時間の価値」

偶然、テレビで武井壮の話を見ました。「林先生の初耳学」で、ニート向けに授業をするという内容でした。 俳優をやっていた兄の死から遺志を受け継いで、30歳を過ぎてから芸能界を目指した話です。芸能界に入るからにはTVに出続けられることをゴールに、1週…

人口減少問題を自分事化する

2045年には、東京以外の都道府県すべてで、人口が減少する。 辛うじて人口キープできる東京都ですらも、高齢者で溢れかえるという。 人口減少問題と高齢化社会の掛け算によって、日本社会は、一気に未体験ゾーンに突入する。何年も前から叫ばれ続けていて、…

習慣化のコツ

禁煙と筋トレという個人的な経験を通じて提唱しているのは、 習慣化は、「意思の力(コスト)を介在させない」これに尽きる。 1.やる理由を作らない 2.期限を決めない 3.報酬(リワード)は機能しない 4.決める→守る、という単純明快なロジックに落…

経営者としての強み

みんなが他人と比較しながら、自分の「強み」を考えるように、経営者もまた日々、自分の強みを考えている。強みだけでなく、弱みの方が多く、考えるというより、感じさせられる、と言った方が正しいだろう。 毎日のように、課題は噴出し、非難批判を受け、否…

雌伏(しふく)の時を経て:(7)人間関係編

雌伏(しふく)の時を経て:(7)人間関係編 雌伏シリーズ最後のエントリー。 軽いコラムだと思って読んでもらえればと。 雌伏(しふく)の時を経て:(7)人間関係編 人生で後悔すること 後悔ではなく、反省する コミュニティを大切にする生き方 個性と没…

雌伏(しふく)の時を経て:(6)お金編

雌伏(しふく)の時を経て:(6)お金編 アイキャッチ画像は、”ブラックスワン”。本を読んだことがある人は多いだろう。不確実性と変動性の高まる現在において、備えあれば憂いなし。 昨今では、年金2,000万円問題を契機に、ネット証券の口座開設数や、投資…

雌伏(しふく)の時を経て:(5)知性編

雌伏(しふく)の時を経て:(5)知性編 5月GWと7月末の休暇中に、家の本棚を一気に整理した。年末年始は何かと忙しいので、何でもない休日にやってしまうのが良い。 再読を含めて手に取り読む本すべてがドンピシャに当たっていたので紹介したい。 ちなみに…

雌伏(しふく)の時を経て:(4)スピリチュアル編

雌伏(しふく)の時を経て:(4)スピリチュアル編 己の内面と向き合う時間はたっぷりあった。 ただ、それを掘り下げて、言語化する作業を怠っていたように常々感じていた。 圧倒的に足りなかった内省量。 エグゼクティブコーチングをきっかけに強制的に再…

雌伏(しふく)の時を経て:(3)健康編

雌伏(しふく)の時を経て:(3)健康編 仕事編、家族編、の超大作に続き、健康編。ここからはライトにしてゆきたい。 健康は、究極の自己責任だ。 この認識があるかどうかがすべてでしょう。 かくいう私もほんの数年前まで、頭では理解していたが、心に届…

雌伏(しふく)の時を経て:(2)家族編

雌伏(しふく)の時を経て:(2)家族編 前回の復帰記事で、予告を書いておいたおかげで、間髪入れずに2本目にゆける。 今回は、「人生のミッションがアップデートされたこと」と「新しい家族」について。ぼくは物心ついたころから、人生において家族を幸せ…

雌伏(しふく)の時を経て:(1)仕事編

雌伏(しふく)の時を経て:(1)仕事編 ブログの筆をとれなくなって、どれくらいの時間が経っただろうか。 自分としては、2014年、30歳になった年から、時が止まっている感覚がある。 ちょうどこの記事を無理やりアップデートしたのが最後という感覚だ。 y…

縁や偶然を大事にする生き方

縁や偶然を大事にする生き方 photo by Viewminderたくさんの誕生日祝いのコメントを、ありがとうございました。今年も例によって、Facebookの投稿の焼き直しつつ、11/1付で新しい立場になったことも踏まえてて追記しながら、記事に残しておこうと思います。 …

はてなブログに移行してみた。

最近、はてなブログをよく見かけるようになって気になっていたので、1ヶ月くらい、お試しで記事のインポートだけして、プライベートモードで色々いじっていた。 なんとなく踏ん切りがついたので、思い切って、 はてブのインポート リダイレクト設定 はてなブ…

俺はブロガーじゃねぇ!が俺のブロガー精神論。

みんな書いてるよね。 俺も村民なのかね。書きたくなったので、いましかない気がして言葉に残そうと思う。 俺のブロガー精神論 - シロクマの屑籠ブログのアクセス数の伸ばし方とか精神論とか - とある青二才の斜方前進俺なりのブログ論……だと思うけど自信な…

Happy New Year 2013

【謹賀新年】 皆さま、新年あけましておめでとうございます。 昨年は公私共に周囲の皆さまのご支援・ご贔屓によって、実り多き1年となりました。ありがとうございました。 どうぞ、本年もよろしくお願い申し上げます。 ちょうど1年前の2012年の元日には、↓こ…

2013年の抱負

今年は、6年目の年です。前回書いた、中長期的に目指すビジョン(目標感と方向性)が良くできているので、2013年スペシフィックに書くことはしません。微修正程度になりますが、ご容赦ください。 僕は、これまでどおり、マネジメントに近いところで経営のホ…

2012年の振り返り

昨年は、4月に新しい会社に移り、私生活でもキャリア形成においても、転機の年となりました。 2012年の最終日は全社表彰という最高の形で終わることができ、お世話になった皆さまには、ただただ感謝です。 これまで6年以上にも渡り、地道に努力し、蓄積して…

2012年に書いた記事22本

新年の抱負で 「ブログ: ミニマム月1本を継続。もっと軽く、ジャンルも幅広く、記事にして残します」 と書いていた。 22本は、正直、本数は少ないですが、目標は達成しました。 マイペースに記事を書き溜め、本ブログに公開したものは50%くらいです。 今年…

2011年の振り返り

昨年は、震災以降、僕の周囲では、結婚や出産が非常に多い年で、なんだかHappyな気分になることができました。 また、公私共に周囲の方々の支え・引き立てによって、実り多き1年となりました。 特に、仕事面で昇進もあり変化の多い年でしたが、1年を通じて、…

2012年の抱負

今年は、5年目の年です。社内では、いち新卒歩兵から、中堅〜要の人間として認識されるようになっています。まぁ、当の昔からなので、いまさら言うまでもないのですが。 とはいえ、これまでの延長気分では、間もなく限界が来ることが目に見えていますので、…

Happy New Year 2012

【謹賀新年】 皆さま、新年あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願い申し上げます。 ひさびさに、新年のエントリーを残したいと思います。 2011年振り返りは、passionate & impressive に。2012年抱負は、calm & simple に書いてみました。 …

Twitterへの投稿をtwtr2src経由でEvernoteへ

この2年間ほど、Twitterのログをはてなダイアリーに貼り付けて自動投稿してきました。 「自分で見返すときに便利」 「ブログに書き起こす時間がないときに、さくっと呟いて、ブログのコンテンツとしてUPしてしまいたい(後で書き起こすかもしれないし!)」 …

自分だけのアウトプットを生み出すEvernote活用術

Tweet再編集の第3弾。 昨日は、重いエントリーを書いたので、今日は軽めのテーマにしようと思います。 2011年08月28日のつぶやきをベースに、大幅に加筆をして、僕の情報収集〜アウトプットの方法を紹介します。 まず、体制を整える PJ終了後の2011年8月某…

"The Googling"&"Higher Googling"(by The Vacationeers)

The Vacationeersというグループが作った、動画集。(少し古いです) "The Googling"が全5作、"Higher Googling"が全3作あります。 めちゃめちゃ面白い。すべて英語ですが、楽しめると思います。 個人的に1番刺さったのは、Google SMS (Part IV of "The Goog…

サッカー観戦のポイント、そして日本代表

W杯のドイツvsイングランド戦を見ながら、Twitterで呟いていたことを、大幅に加筆し、エントリーに書き下ろします。結果はご存知の通り、ドイツの圧勝だったのですが、内容はそこまで面白みのあるものではありませんでした。むしろ、イタリアvsスロバキアの…

僕がTwitterをする2つの理由

久々のちゃんとしたブログ記事の更新です。 年末から試験的にtwtr2srcというサービスを利用して、Twitterでのつぶやきを自動UPDATEしていました。現在も進行中で、これからも続けていくつもりですが、その理由となった「2つの発見」についてエントリーしたい…

「セカイカメラ」は、ARの世界を切り開いたフロンティアとして名を残す

本日のTwitterのつぶやきを、備忘録的に繋ぎまとめておく。 今後も考え続けるテーマです。 Post1:はじまりは突然に 弊社のあるパートナーに、Twitterの面白さを説明してみた。 通信系のプラクティスなので、web業界の動向には常にアンテナを張っていて、割と…